織方としては写真の如く最も一般的な織方で、織機に依って製作され、縦線と横線が交互に交叉しており、普通8mm目以下の細かい網目の金網は殆んどこの織方を採用しております。
網目は、粍又は *メッシュにて表示され、0.04mm目位までの微細な網目も製作する事が可能であります。素線にクリンプ加工を施さずに製織されますので殆んど目くずれする事はありません。
尚、 **開孔面積比30~25%程度より大きい織金網は、一般に平織になっていますが、それより小さい場合は綾織にいたします。(但し、この区分は、材質・メッシュの多少・その他の条件によって変化いたします。)
*網目を表わす単位で、25.4mm一辺間にある目数をいいます。(mesh)
**金網の一定面積中に占める開孔部分の面積の比率。
網目 | 1~635メッシュ |
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線径 | 5.00mm~0.020mm |
幅 | 在庫品および一般標準幅 1.0m(ステンレス金網) 0.91m(真鍮金網・亜鉛メッキ鉄線金網等) |
長さ | 在庫品および一般標準長さ 30m |
材質 | ステンレス鋼線全般・純ニッケル・モネルメタル・洋白・燐青銅・丹銅・銅・真鍮・アルミニウム及び銅合金線・溶融式亜鉛後メッキ・ビニール被覆鉄線・ニクローム・鉄クローム・チタニウム・白金・銀・硬鋼線・鉄線・亜鉛メッキ鉄線・その他 |
平織と異なり、縦線も横線もたがいに2本以上乗りこして織ったものです。
この織方の利点は、縦線の曲折角度が大きいため、疲労硬化が少ないこと、平織にくらべて太い線径で製織できることです。
しかし金網の均整を保ちにくく、目が菱形になりがちです。
網目 | 1~635メッシュ |
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線径 | 5.00mm~0.020mm |
幅 | 在庫品および一般標準幅 1.0m(ステンレス金網) 0.91m(真鍮金網・亜鉛メッキ鉄線金網等) |
長さ | 在庫品および一般標準長さ 30m |
材質 | ステンレス鋼線全般・純ニッケル・モネルメタル・洋白・燐青銅・丹銅・銅・真鍮・アルミニウム及び銅合金線・溶融式亜鉛後メッキ・ビニール被覆鉄線・ニクローム・鉄クローム・チタニウム・白金・銀・硬鋼線・鉄線・亜鉛メッキ鉄線・その他 |
線に波形の屈曲を施し、縦・横線を嵌め合せて作った金網で、縦・横線は互に強固に組み合わされているため、網目は正しく保持されています。
篩別用・濾過用・乾燥用・補強用・間仕切用・保安用・その他広い範囲に利用できます。
この織方は、クリンプ金網と同じく素線にクリンプ加工した上製織されたもので、素線の波型のピッチが荒く、織方の形状は平織金網と同じです。
クリンプ金網は素線に波型が多い為、耐磨耗性が非常に劣りますがこの織方は大変優れて居ります。
但し素線の波型が荒い為、網目の大きい場合は目くずれする恐れがあります。
この織方は、篩効率を犠牲にするならば網目に対し他の種類の織方よりも最も太い線径を使用する事が出来ます。
この金網は、縦・横線を略々均等に屈曲させて組み合せ、強固に網目を構成しています。
ダブルクリンプ金網は、使用中に線が移動し難いため、長期間に亘って正確な網目を維持いたします。
各種の篩別用金網・恒久施設の除塵用金網等に適しています。
ロッククリンプ金網は、網目の歪みを防止するために、線に特殊の屈曲を施した金網です。
特に粗大粒の篩別に利用されます。
トンキャップスクリーンは、網目の一辺を長くした金網であります。
トンキャップスクリーンの網目は小さい方の開き目をいいます。
この金網は微粒子によって網目が詰まることがなく、また、放出面積が大きいために(開孔面積比を御参照下さい。)篩別能率を著しく増大いたします。
各種の篩網としてお奨めいたします。
素線の断面が楔型をしたウェッジワイヤーで製作された、このウェッジワイヤースクリーンは、織方をフラットトップ織にする事によってその特性を更に増大せしめ、金網の篩面が全くの平滑になって居る為、金網の目詰まりが非常に少なく、高能率の篩分け作業をする事が出来ます。
また、従来の丸線に比べて線の篩上面部の断面積を大にした為、耐摩耗性に特に優れて居り、金網の耐用年数が長く、粗粒の篩分け用に適切であります。
この金網の平滑な表面は、篩上の粗大粒をスムースに移動させる効果があり、篩別作業の能率を増すことができます。
各種の篩別用、乾燥用金網に適しています。
車のディスプレイに最適です。
織金網クリンプ金網やフェンス(外柵)はもちろん、
その他、ガードパイプ・カーストップなども
取り扱っておりますので、
お気軽にお問い合わせください。